ITリテラシー

IT LITERACY

ITリテラシーとは、情報技術を利用する上で必要な知識・スキル・マナーの総称で、具体的には下記5つを指します。

1.コンピューターやスマートフォンなどのデバイスの使い方
2.インターネットやクラウドサービスの利用方法
3.セキュリティに関する知識
4.ソフトウェアの基本的な操作方法
5.インターネットの利用マナー

ITリテラシーを持つことで、現代社会における様々な情報技術の活用に対応できるようになり、仕事や学習、日常生活での情報収集やコミュニケーションにおいても有利な立場に立てます。
また、IT技術の進化が急速に進む中で、ITリテラシーの向上は自己研鑽にもつながり、人生の多くの場面で必要なスキルとなっています。

ITリテラシーの重要性

IMPORTANCE

ITリテラシーの重要性は総務省が発表した

参考資料:総務省(2022)『国内外における最新の情報通信技術の研究開発及びデジタル活用の動向に関する調査結果』

1番目に挙げられている『人材不足』は情報システム担当者(情シス)を指しています。クラウドサービスの浸透により、情シスの業務内容が『システムやサーバーの管理』から『IT機器やITツールの使い方を聞かれる』部署へと変わり、労働時間が増加傾向にあります。
そのため、中小企業の情シス離職率は高く20%を超えると言われており、およそ5人に1人が1年以内に離職してしまうのが実情です。
そこで、2番目に挙げられている『 ITリテラシー不足』への対策が重要視されています。従業員の ITリテラシーが上がることで情シスへの質問が不要となり、『人材不足』の問題点も解決することができます。

ITリテラシー3つの要素

ELEMENT

情報基礎リテラシー

情報を適切に扱うための能力を指し、それは主に『情報を探し出す能力』『情報を精査する能力』『情報を活用する能力』の3つと言われています。インターネットの普及により情報を簡単に収集することができる現代において、非常に重要な力であると言えます。

コンピュータリテラシー

与えられた課題を解決するために駆使する知識やスキルを指しています。コンピュータの基礎的な動作原理、機能に対する理解から、キーボードやマウスなどの機器の扱い方、文字入力などの基本的な操作方法、ソフトウェアを用いてデータや情報を演算処理させる方法までを含みます。

ネットリテラシー

『個人情報の流出』や『著作権の侵害』などのリスクを理解し、インターネットを適切の扱うための能力を指します。

特に近年は、従業員が個人的に利用しているSNSから、重要な情報が流失してしまうなどのケースも発生しているための、SNSの使い方など、企業として従業員に教育していくことが必要になります。